R6年度:SDGs 時代における企業の環境バイオ研究開発
招待講演
・脱炭素に貢献する排水処理技術の開発
山本 哲史 先生 (大成建設株式会社 技術センター)
・無曝気循環式水処理技術の開発
米津 直紀 先生 (メタウォーター株式会社)
・回転繊維ユニットRBC-OD法の能力増強性能と菌叢評価
柿沼 建至 先生 (東芝インフラシステムズ株式会社)
・産業廃水からのアンモニア回収技術と今後の展望
籾内 研吾 先生 (キリンホールディングス株式会社)
・掘削ずり中の微生物によるセレン浄化技術の開発
片田 直人 先生 (太平洋セメント株式会社)
・バイオレメディエーションの高度化による塩素化エチレン類の効率的浄化と土壌対策時CO2削減
山崎 祐二 先生 (株式会社 竹中工務店)
※ご講演される先生のお名前のみを掲載しております。
ポスター発表
13件のポスター発表が行われます(スペースの都合上、ご発表者名のみ掲載。敬称略)。
・薬剤耐性プラスミドと耐性菌種を結びつける培養非依存的な薬剤耐性菌検出法の開発と適用
井口 晃徳 (新潟薬科大学)
・炭素や窒素除去に関連する新規な微生物Vulcanimicrobiotaのゲノム解析
一色 理乃 (産業技術総合研究所)
・嫌気性アンモニウム酸化反応における各窒素変換経路の可逆性
河崎 聖也 (北海道大学)
・微生物間相互作用の活性化によるPET原料製造廃水処理の高度化
黒田 恭平 (産業技術総合研究所)
・マルチオミクス解析と培養法を組み合わせたp-トルイル酸分解微生物の推定
髙井 麻帆 (北海道大学)
・昇圧回路搭載型微生物燃料電池による導電性膜のファウリング抑制効果向上と余剰電力回収
田村 知暁 (北海道大学)
・種間電子伝達を促進する微生物保持担体がメタン発酵に与える影響
根津 拓福 (長岡技術科学大学)
・継続的な相互作用変化による競合微生物の動的共存状態
本荘 雅宏 (産業技術総合研究所)
・嫌気性廃水処理プロセスから発生するN2Oの除去に寄与する微生物群の解析
前田 稜太 (東北大学)
・Population Dynamics in Weed and Thermophilic Contact Oxidation (WAT) Method
森 忠洋 (NPO法人 湖沼復活研究所)
・消化汚泥を初期汚泥としたDHSリアクターによるバイオメタネーション
山田 光陽 (長岡技術科学大学)
・Virtual screening and molecular dynamics simulation of quorum sensing inhibitors targeting N-acyl homoserine lactone receptor proteins in activated sludge bacterial community
Duyen Phuc-Hanh Tran (Chung Yuan Christian University)
・Applying a microaerobic activated sludge system for conversion of nitrogen compounds in industrial wastewater to ammonium
Tomo Aoyagi (AIST)
R5年度:設立35年目の展開図
第26回日本水環境学会シンポジウムは大阪大学(大阪府)にて、2023年9月20日(水)〜22日(金)に行われました。本研究委員会は20日午前にセッションを開催しました。
招待講演
ご講演頂いた先生は以下の通りです (スペースの都合上、ご講演者のみ掲載。敬称略)。
・研究委員会の先人達から学んだことと、これからの(嫌気性)微生物生態研究の可能性
関口 勇地 (産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門)
・水処理生態系の制御は可能になったか
幡本 将史 (長岡技術科学大学 大学院工学研究科)
・辺境・近境:廃水処理微生物制御をめぐる冒険
飛野 智宏 (東京大学 大学院工学系研究科)
・薬剤耐性(レジストーム)の旅 〜下水に乗ってどこへ行く〜
本多 了 (金沢大学 大学院自然科学研究科)
ポスター発表
10件のポスター発表が行われました(スペースの都合上、ご発表者名のみ掲載。敬称略)。
・Dynamics of extracellular antimicrobial resistome in a wastewater treatment plant
Mardalisa (金沢大学)
・回転メッシュ担体の前段設置が膜分離活性汚泥法の処理性能及び汚泥性状に与える影響について
三輪 徹 (長岡技術科学大学)
・Influence of high-frequency, low-voltage alternating electric fields on sludge characteristics and microbial communities in laboratory-scale sequencing batch reactor
Patthranit Kunlasubpreedee (東京大学)
・Role of Anaerobic and Aerobic Bacteria in WAT-Weed And TCOM (Thermophilic Contact Oxidation) Method
Tadahiro Mori (The Institute for Restoration of Lakes)
・新規メタン生成古細菌NY-STAYD株のTMAH分解に関するゲノムおよびトランスクリプトーム解析
井口 晃徳 (新潟薬科大学)
・微細気泡水を用いた純菌バイオフィルムの形成制御
福島 佑介 (群馬大学)
・微細気泡水を用いた混合菌バイオフィルムの形成制御
野田 理音 (群馬大学)
・安定同位体のrRNA標識レベルによる微生物代謝特性の理解に向けて
青柳 智 (産業技術総合研究所)
・活性汚泥微生物群が有する二次代謝産物生合成遺伝子の多様性
富田 駿 (産業技術総合研究所)
・メタン酸化細菌が優占化した水田土壌由来の微生物群集によるタンパク質産生
徐 天祥 (東京農工大学)
R4年度:微生物の代謝フロンティア
第25回日本水環境学会シンポジウムは東京大学(東京都)にて、2022年9月6日(火)〜7日(水)に行われました。本研究委員会は6日午後にセッションを開催しました。
招待講演
ご講演頂いた先生は以下の通りです (スペースの都合上、ご講演者のみ掲載。敬称略)。
・培養から見えてきた代謝のフロンティア
井町 寛之 (海洋研究開発機構 超先鋭研究開発プログラム)
・遺伝子から読み解く微生物の生き様
延 優 (産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門)
・微生物燃料電池の電流生成メカニズム
井上 謙吾 (宮崎大学 農学部)
・DHSリアクターを用いたエコバイオテクノロジー
大橋 晶良 (広島大学 大学院先進理工系科学研究科)
ポスター発表
11件のポスター発表が行われました(スペースの都合上、ご発表者名のみ掲載。敬称略)。
・低温メタン発酵プロセスから分離されたTMAH分解メタン生成古細菌の遺伝的・生理的機能解析
井口 晃徳 (新潟薬科大学)
・サイズ分画した活性汚泥より回収したCandidatus Saccharimonadiaの機能解析
景政 柊蘭 (東北大学)
・嫌気性PET原料製造廃水処理汚泥に優占する門レベル未培養系統群の代謝ポテンシャル
前田 稜太 (東北大学)
・生物膜硝化リアクターにおける亜硝酸酸化細菌Nitrospiraの増殖: 硝化反応のエネルギー代謝論とバイオフィルムの挙動
押木 守 (北海道大学)
・環境ゲノム解析を用いた都市下水処理活性汚泥に遍在するMyxococcota門細菌の生態解明
蔵下 はづき (長岡技術科学大学、産業技術総合研究所)
・嫌気性廃水処理反応器のショットガンメタゲノム解析から見出す未知代謝フロンティア
黒田 恭平 (産業技術総合研究所)
・循環型社会構築のための嫌気性消化と好気性発酵を融合した有機性廃棄物の資源化
斉藤 均 (NPO法人21世紀水倶楽部)
・Significance of WAT (Weed And Thremophilic Contact Oxidation) Method
Tadahiro Mori (The Institute for Restoration of Lakes Swamps [NPO])
・マイノリティの非脱色細菌によるマジョリティ細菌の脱色活性の向上
伊藤 司 (群馬大学)
・嫌気消化槽におけるメタン生成菌と共生細菌の環境撹乱への応答
青柳 智 (産業技術総合研究所)
・活性汚泥中の捕食性細菌の働き
佐藤 由也 (産業技術総合研究所)
R3年度:世界の「微生物生態と水環境工学研究」へ
第24回日本水環境学会シンポジウムはオンラインにて、2021年9月14日(火)〜15日(水)に行われました。本研究委員会は15日午前にセッションを開催しました。
招待講演
ご講演頂いた先生は以下の通りです (スペースの都合上、ご講演者のみ掲載。敬称略)。
・Metabolic plasticity, ecology, and nitrous oxide production by denitrifying polyphosphate accumulating organisms
George Wells (Northwestern University, USA)
・The metabolic landscape of the drinking water microbiome
Ameet J. Pinto (Georgia Institute of Technology, USA)
・Turning local conditions into opportunities to achieve sustainable biological nitrogen removal – a case
study in Malaysia
Adeline Chua Seak May (University Malaya, Malaysia)
一般発表
以下の発表が行われました(スペースの都合上、ご発表者名のみ掲載。敬称略)。
・Development of an energy self-sustaining integrated MFC-LVBR system for wastewater treatment
N’Dah Joel Koffi (Hokkaido University)
・Influence of alternating electric field on growth rate and culturability of planktonic E. coli cells
Patthranit Kunlasubpreedee (The University of Tokyo)
・微細気泡発生ノズルを用いた配管内バイオフィルム抑制
中島大輔 (群馬大学)
・塩素消毒により損傷した大腸菌の活性評価
赤池陽樹 (群馬大学)
・連続処理系における各種制限因子がアナモックス細菌叢へ及ぼす影響
島田彩未 (東洋大学)
・活性汚泥内に存在する Patescibacteria のメタゲノム解析
藤井直樹 (広島大学)
・Nitrospira の生残戦略から難培養性の本質を紐解く
定廣晋吾 (広島大学)
・15Nトレーサー法を用いた脱窒細菌のN2O生成・消費ポテンシャルの定量化とメカニズム解明
大場康平 (東京農工大学)
・Heminを用いた微生物の新規全菌染色手法の開発
浦崎幹八郎 (東北大学)
・活性汚泥中に存在している Patescibacteria の多様性と代謝特性
景政柊蘭 (東北大学)
・メタンからの生分解性プラスチック原料 PHA の生成
蒲原宏実 (広島大学)
・高感度rRNA-SIPで迫る嫌気的酢酸異化代謝を担う微生物
青柳智 (産業技術総合研究所)
R2年度
コロナウイルスの影響もあり、R2年度はセッションを開催しませんでした。
R1年度:複合微生物解析をルーツとして展開する水環境研究
第22回日本水環境学会シンポジウムは北海学園大学(北海道札幌市)にて、2019年9月5日(木)〜6日(金)に行われ、本研究委員会は6日午前にセッションを開催しました。
招待講演
ご講演頂いた先生は以下の通りです (スペースの都合上、ご講演者のみ掲載。敬称略)。
・生物膜法のエンジニアリング研究
常田 聡 (早稲田大学 先進理工学部)
・複合微生物系と複合有機物系の水環境工学
栗栖 太 (東京大学 大学院工学系研究科)
・ファインバブル法による微生物の行動科学
伊藤 司 (群馬大学 大学院理工学府)
・Brocadia sinica集積培養系に共存する従属栄養細菌の生態学的役割
金田一 智規 (広島大学 大学院工学研究科)
・培養技術とゲノム解析で紐解く硝化菌の生理生態
藤谷 拓嗣 (産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門)
H30年度:データは何を語るか?:フィールド/プロセスデータからの機構解明と予測
第21回日本水環境学会シンポジウムは島根大学(島根県松江市)にて、2018年9月4日(火)〜6日(木)に行われ、本研究委員会は4日午後にセッションを開催しました。
招待講演
ご講演頂いた先生は以下の通りです (スペースの都合上、ご講演者のみ掲載。敬称略)。
・環境DNAによる生物分布・生物量・生物多様性調査手法の確立
土居 秀幸 (兵庫県立大学 大学院シミュレーション学研究科)
・環境メタボロミクスとデータ解析
伊達 康博 (理化学研究所 環境資源科学研究センター)
・製鉄排水処理プロセスの微生物群集解析 ~ビッグデータ解析への挑戦~
福島 寿和 (新日鐵住金株式会社 先端技術研究所)
・廃水処理微生物の群集構造やメタゲノムデータに何を語らせよう?
成廣 隆 (産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門)
ポスター発表
9件のポスター発表が行われました(スペースの都合上、ご発表者名のみ掲載。敬称略)。
・水素陰陽イオンから水素生成微生物の特徴
及川 栄作 (呉工業高等専門学校)
・バイオミネラルを利用した重金属汚染地下水の対策技術
青木 仁孝 (和歌山工業高等専門学校)
・アンモニア酸化古細菌 Nitrososphaera viennensis の亜硝酸還元酵素の異種発現および機能解析
押木 守 (長岡工業高等専門学校)
・塩素消毒した下水再生水中で再増殖する微生物と消費される有機物との関係
栗栖 太 (東京大学)
・水晶振動子センサを用いたバイオファイリング検知システムの開発
愛澤 秀信 (産業技術総合研究所)
・反射顕微鏡法と微生物群集構造解析による廃水処理再生システムにおけるRO膜ファウリングの機構解明
稲葉 知大 (産業技術総合研究所)
・津波堆積物の酸化還元境界で見出された単体硫黄が鍵となる微生物硫黄循環
猪原 英之(産業技術総合研究所)
・多様な未知微生物の共存・協働による工業廃水中1,4-ジオキサンの安定的分解
堀 知行 (産業技術総合研究所)
・n-アルカンを嫌気分解する連続培養系の構築と分解機構の解明
井口 晃徳 (新潟薬科大学)
H29年度:いますぐできる網羅解析
第20回日本水環境学会シンポジウムは和歌山大学(和歌山県和歌山市)にて、2017年9月26日(火)〜28(木)に行われ、本研究委員会は26日午後にセッションを開催しました。
招待講演
ご講演頂いた先生は以下の通りです (スペースの都合上、ご講演者のみ掲載。敬称略)。
・環境ゲノム解析による嫌気性廃水処理プロセス内未知微生物の実態解明
延 優 (産業技術総合研究所)
・生物学的廃水処理汚泥を対象とした高解像度16S rRNA遺伝子解析
黒田 恭平 (都城工業高等専門学校)
・溶存有機物分子組成の高分解能・精密質量分析による網羅的評価-Chemical diversityとMicrobial diversityとの接点-
春日 郁朗 (東京大学)
・下廃水処理プロセスのバクテリオファージ解析
佐藤 弘泰 (東京大学)
ポスター発表
11件のポスター発表が行われました(スペースの都合上、ご発表者名のみ掲載。敬称略)。
・都市河川水中における大腸菌の増殖と Orbitrap 質量分析計による増殖基質の評価
石井 淑大 (東京大学)
・次世代シークエンスと反射顕微鏡法との融合による水処理膜ファウリング機構の解明
稲葉 知大 (産業技術総合研究所)
・RNA-seqによる活性汚泥中の微生物捕食の特徴付け
佐藤 由也 (産業技術総合研究所)
・超高感度安定同位体追跡法の適用による笹侵食湿地土壌におけるメタン生成抑制機構の解明
青柳 智 (産業技術総合研究所)
・ポータブルトイレの運転立ち上げ時における微生物群集の高解像度解析
斎藤 弥生 (産業技術総合研究所)
・水環境の利用形態と衛生指標菌との関連性および薬剤耐性を用いた発生源推定の試み
山本 真幸 (日本大学)
・超低せん断培養法を用いた大腸菌および緑膿菌の増殖や物質生産に与える水流ストレス影響の解明
山梨 由布 (群馬大学)
・湖沼微生物ループにおける Limnohabitans 近縁細菌に由来する代謝産物の網羅的解析
中嶌 泰介 (東京大学)
・PMA-PCR法を用いた生菌由来DNAに基づく嫌気性消化槽内微生物群集構造解析
倪 嘉苓 (東北大学)
・Anammoxリアクターに潜在するN2Oを巡るメタボリズム
末永 俊和 (東京農工大学)
・津波が打ち上げた海洋堆積物内の微生物群集において優占する硫黄酸化細菌
猪原 英之 (東京農工大学)